その前に、ブレマー氏が代表を務めるユーラシアグループが今年1月に公表した「2015年の世界の10大リスク」を挙げておこう。 裏返せば「Gゼロ」現象の予兆は、すでに40年前から始まっていた、と言えるのでないだろうか。 更に米中の対立は激しさを増してきます。
17nui-icon--ise-rc-dow-aircraft,. 米国を含めて当時、突出したリーダーシップをどの国もとりえず、みんなで集まって決めないと何も決まらない、方向付けができない状況になったため、サミットという形で首脳が集まって決める枠組みをつくらざるを得なかった、ということだ。 Us vs. 国際政治学者 イアン・ブレマー氏 その結果、何が起こるか。
2012年来日。
ブレマー: 中国が国内で抱えるリスクは長期的なものだ。
また、G2(米中政府間の戦略的パートナーシップの可能性を示すためによく使われる)や、G3(中国主導のの台頭から市場経済民主主義を守るために、日米欧の利害を一致させようとする試みを指す)といった用語を拒否することでもある。 例えば、不平等や格差がさらに加速しました。
ユーロ圏の巻き戻しや内部崩壊の始まりではなく、欧州の分散化を意味している。 ブレマー氏は著作を通じて、「Jカーブ理論」「国家資本主義」「Gゼロ(リーダーなき世界)」といった概念を世の中に先駆けて問うてきたことでも知られる。
指摘されたように、中国は国内以上に国外に多額の投資をしている。
国際的に孤立状態にあったロシアが中国に接近していることやロシアにサイバーテロの力があり、武力行使よりも、その行使力を警戒すべきだ、と述べたのが印象的だ。
政府から国民に伝わる情報はありません。
また、でも教鞭をとっている。 - The Indian Express. A:今回のパンデミックは、私たちの生涯で最大の危機だ。
この危機に対して我々人類が、もし自国優先の孤立主義や独裁者を選び科学を信じず陰謀論を信じるようになったら、その結果は歴史的な大惨事でしょう。
これは米国が第二次世界大戦後に実施したマーシャルプランと似ており、長期的には巨額のリターンをもたらす可能性がある。
利他主義とは、他者の利益のために全てを犠牲にすることではなく、他者を守ることこそが、我が身を守ことであり、家族、コミュニティ、国家、そして人類の利益にも繋がる。
17これも参考になる。 Nation and politics in the Soviet successor states, co-edited with Ray Taras, , 1993. また、グローバルなリーダーシップが低下すると、アメリカと中国では、「国家資本主義と自由市場主義の違い」についての見解が異なるなど、国家間の衝突も増えてくる。
ブレマーは、中国の(A. ただ、米国が反米のベネズエラなど抑え込むチャンスと見て、キューバを取り込んだことは間違いなく、その点で地政学的な戦略判断が決め手になった、と私も思う。
アメリカは、エネルギー分野の変化やシリアの内戦に参加すべきかどうかにも重点的に取り組まなければならない。
コロナ危機で米大統領選のリスクが大幅に高まるのは明らかだ。 ロシアは単にウクライナだけではなく、NATO同盟国にも軍事攻勢をかける可能性がある。 そして、通信やインターネット、金融やインフラ構築において、中国スタンダードを適用しようとする。
11Q:あなたが日本経済新聞に寄稿した「世界新秩序への3つの潮流」(20年4月16日付)では、グローバルリーダーとしての役割から手を引くという米国の動きがコロナ危機で加速したと指摘されています。 そこから今後も目をそらすことはできない。
そして政府が間違いを正そうとしない時に、政府を抑制する力を持つ別の権力が存在するということです。
一方、経済活動を再開すれば感染が再び広がり、さらに人命が失われる危険があります。
問題は、中国に関する部分だ。
持つものと持たざる者の差が大きくなるでしょう。
0)・「機能するG20」・「地域分裂」の4つのシナリオを想定している。
脚注 [ ] [] 2020年5月16日閲覧。 ジャック・アタリ パンデミックという深刻な危機に直面した今こそ 「他者のために生きる」という人間の本質に立ち返らなければいけない。 リーダーなき欧州 現在、経済危機は欧州では起きていない。
13原題: (抜粋). Khanna, Parag and Leonard, Mark The International Herald Tribune, September 8, 2011. 私自身、40年ほど前にブラジルに仕事で行った経験があるだけで、定点観測が出来ていない。 また、他の新興国のうち、ブラジルに関して、ブレマー氏は、政治、経済両面で数多くの問題を抱えていることを指摘しながらも「先進国の仲間に入る潜在的な可能性が一番ある」と述べた。
これまではテクノロジー産業が中心だったのが、今後はサプライチェーン、製造業、サービス業にも広がるでしょう。
nui-icon--icon-paperviewer-web-main,. これに対し中国は、ボーイングの関連部門とロッキード・マーチン、レイセオン・テクノロジーズにすると発表した。
米国はもともと格差が大きい国ですが、今後さらに広がるでしょう。
就労者人口の減少と高齢化、未整備の年金制度や医療制度、環境問題など問題は山積しているが、政府は長期的な視点から投資をおこなっている。
欧州政治弱体化とロシア関係を危惧、 ギリシャの「ロシアカード」使用のリスク指摘 今回の「2015年の世界リスク」4月講演で、ブレマー氏が地政学観点からのリスクとして取り上げたのが欧州とロシアの問題だった。